プロフィール

身体だけじゃなく心も前向きに☆

セラピスト 神戸奈津子(かんべなつこ)

はじめまして。
新宿区のリンパドレナージュセラピスト神戸奈津子(かんべなつこ)です。

東京生まれの東京育ち。3人姉弟の長女として生まれました。
サポートが必要な弟もいたためか、両親には小さいころから厳しく育てられました。
まわりの期待に応え、すくすくと良い子に育った私は、母が喜ぶのが嬉しくて、短大卒業後に特別支援学校の教員を目指し採用試験を受け続けますが・・・挫折。

その後は自然と福祉関係の仕事を長く続けていました。親も安心していましたし、やりがいもありました。でも、私の心の中にはいつも「これでいいのかな?」というモヤモヤした思いが常にあったように思います。

ある日「一度は福祉以外の仕事にも挑戦してみたい!」と勇気をもって両親に相談してみましたが、大反対!
家族を助ける存在であった自分でしたが、何かがパンと弾けたように喧嘩別れのまま家を出ることにしました。本当に遅い大人になっての反抗期。

仕事も辞め、たまたま見ていた求人誌で見つけたのが台湾式リフレクソロジーのセラピストでした。
もともとマッサージ好きで、ストレス対策で定期的にリフレクソロジーを受けていた私。
「やってみたい!!」
勢いに身を任せ、スクールに通い、施術者として働くことに決めました。
実際に仕事にすると大変で、辛いことも多かったのですが「生きてる!!」というエネルギッシュな毎日だったように思います。
今までとは全く違う世界はとても新鮮でしたし、自分の施術でお客様が元気になる姿をみることがとても嬉しかったんです。

しかし、両親が体調を崩したため退職することに。

その後は、再び福祉の仕事にご縁があり、働くことになりました。
「もうこれで転職は最後にしよう」と決意。
しかし、家族のサポートをしながらの泊まり勤務や、残業続きのハードな毎日はとても辛かった。でも「みんな頑張ってるんだから」と頑張ることに。

そんなある日、職場の検診で乳がんが発覚したのです。
それまで風邪すらひかず、病気と無縁だったのでとてもショックでした。
「私はなんで癌になったのか?何が原因か?」そんなことばかり考えては泣く毎日でした。

幸い初期に発見でき、部分切除の手術を受けましたが、その後の検査で癌が残っていることがわかり、再手術。
さらに心も体も大きく傷つきました。
当時は、人に乳がんになったことを知られるのも嫌で、ピンクリボンの広告をみるのも苦痛でした。
手術は目が覚めれば終わっていて、また生きることはできたけれど・・。
当時の私は、それでもとても辛かったんです。
手術後のホルモン治療では、更年期のような症状に悩まされる日々が続き、「ホルモン鬱」と言われ、精神腫瘍科にも通院してみました。
医師に服薬に不安があることを伝えると「ならば、もう来なくて大丈夫」と言われてしまうこともありました。

見た目は元気でも、心はとても不安定。同じ悲しみを共有したくて患者会にも行きましたが、私のステージは軽い方だったこともあり、不安定な心を共有してくれる仲間とはなかなか会えず、自分だけ、中途半端に孤独であるように思っていた日々でした。

病休後は日勤勤務に変わり、時間に余裕ができたため、興味があったアロマの講座に通いはじめることにしました。精油を勉強していくと、私自身に禁忌の精油があることを知り、本格的に勉強することに。

香りに癒され、講師と触れあうことで元気をもらえたスクール通い。
現実逃避だったのかもしれませんが、当時の私はスクールに通うことで心のバランスを保つことができていました。
そして、少しずつ元気になってきたとき「施術をもう一度してみたい」という気持ちが出てきました。
また生きる目標ができたような気がしてとても嬉しかったです。

当時は、両親の介護も重なり、仕事との両立の難しさを感じていたころでもあったため、思い切って仕事を辞め、セラピストへの道を進むことに決めました。
現実逃避のように色々なスクールに通っていたころ、色々なセラピストと出逢いましたが、みんなとても温かくて、人として尊敬できる素敵な人ばかりでした。施術を通して、私もそんな誰かの気持ちに寄り添えるようなセラピストになりたい。

まずは以前学んだリンパドレナージュも学びなおそう!ソフトなタッチで効果があることは実感していたし、施術する自分も安心。
中には私のように手術の傷が気になり、サロンに来ることを迷っている人もいないるかもしれない。
真面目で頑張り屋の人ほど病気になると孤独になってしまうから。
そのような方々も安心してくることができるサロンを作りたい!そう思うようになりました。

病気をしたことで、自分の人生と向き合うことになったのですが、今までの自分を振り返ると、いつも周りの人から「家族の犠牲になって可哀そう」「弟の面倒をみなきゃいけないから可哀そう」と言われ続けてきたことに気づきました。そういわれてみれば、私の人生は家族にだいぶ影響をうけてきたかもしれません。時には自分の気持ちをしまいこんで頑張っていたのかも。でも・・・
「そんなに私は可哀そうなの???」「いや、可哀そうなままで自分の人生終わりたくない!!」今からでもしっかりと自分の人生を生きていきたい。
そう強く思ったんです。

残念ながらもう両親はいません。これからは、ケアの必要な弟と、できるうちは共存していくことに決めました。両親が亡くなり、不安だった弟も元気に安定して生活ができています。
今でも周りの方は「姉弟なのに面倒を見なきゃいけないなんて気の毒」と心配してくださりますが・・・。
でも、きっと自分次第で幸せや、夢は手に入れられる!今後の人生、何かあるたびに弟や病気のせいにはしたくありません。
なにもかも自由ではないけれど!
そんな自分だって、セラピストとして幸せに生きていくぞー!!と前向きに進むことを決めました。

平凡ではありますが、施術を通して身体だけでなく、心も元気になってほしい。人の手による施術には、強いパワーがあると思っています。
やる気が出ないとき、不調が続いて辛いとき、思い出してもらえるセラピストでありたいと思っています。


リンパドレナージュセラピスト
介護福祉士
ナードアロマアドバイザー

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